いよいよ戦後編に突入したSide lin。
大変な時代ではありましたが、主役の二人も孫に恵まれ初老期を迎えております。
アレク「こうして二人で齢を重ねていけた幸せをかみしめているぜ」
ユリ「孫もかわいいしね」
さて、表題の「マリア」。
主要な人物である「マリア」レオノーラでも、はたまた「マリア」バルバラでもございません。
マリア・カラス。
戦後を、20世紀を代表する名ソプラノであると同時に、何作もの映画作品、彼女をモチーフとした舞台作品なども作られていることから分かるように、オペラ歌手としての名声と同時に、あるいはそれ以上の大きなスキャンダルでも有名なセレブリティでもあります。
独特な声なので、好き嫌いはあると思います。
だけど一度聴くと(そしてハマると)、カルメンもトスカもサントゥッツァもノルマもヴィオレッタもこの人以外での声だとなんだか物足りなくなってさえ感じてくるような、強い個性の歌い手です。
カルメンのドスの聞いた低音での恫喝なんて、ゾクっとくるね。。
まあ…色々ありまして、活躍期間は短かったカラスだったのですが、、、その短い絶頂期に世界中の歌劇場でファンをゾクゾク言わせたその歌声を…もし未聴でありましたら、(好きか嫌いかはさておき)一度は是非聴いてもらいたいものであります。。
失禁モノ(あら、失礼)のドラマティックなトスカ。