なんか…なかなか進まないなぁ。
進ませたい気はあるのだけれど。。。。
ちょこっとだけですが、お茶会の第二十三話、続きをアップしております。
ユリちゃんの数少ない女友達の一人、カタリーナ嬢が来てくれております。
カタリーナ嬢、どちらかというと最初はユリちゃんというよりもお姉さんのマリア・バルバラさんと親しかったように思えます。
もしかしたら…最初はマリア・バルバラ姉様が、女友達の少ないユリちゃんを気遣って「妹と仲良くしてやってほしい」と優しくて親切な彼女にお願いしたのかもしれない。
で、会ってみたら同い年で同じイザーク先生にピアノを習っていること(ユリちゃんは時々…ですが)、そして看護や介護に関心のあるカタリーナ嬢が、ユリちゃんが病身の父親の介護をしていることに興味を示し、色々話を聞いたりして親しくなり、その後カタリーナに誘われて養老院や貧窮院、孤児院などの慰問に訪れたりしていたのかもしれないな~…なんて二人の間柄を想像しております。
性格だけ見るとあまり気の合う…感じではない二人ですが、(父親の)看護介護という共通の関心事があるので、案外仲良くなれたのではないかな…と。
> 音楽留学と称して看護学校に進んだ
こうと決めたら何としてでもやり遂げる…という意志の強いお嬢さんでした。
あの大きな目で、自分の将来をしっかりと見つめていたのでしょうねぇ。
> 第二話がつまらない
(作者様は主人公はイザークと仰るものの)やはり少女漫画ってヒロイン目線で読み進めていきますので、そうなると「ヒロイン不在」感の第二部はやっぱりどうしても《外伝》的なパートになってしまいますよね。
>だってまだ16ですもの
そうでした。完璧に見えたカタリーナさんも少女の頃はイザークに片思いでお母さんを振り回して
イザークがいるウィーンに音楽留学と称して看護学校に進んだお嬢さんでしたわ。
この行動力と周囲を完璧に欺く周到さに驚きました。なんて頭の良いお嬢さんなのかと。
それと、イザークにそれほど傾倒するならばイザークはカタリーナさんの愛に値する素晴らしい
資質の持ち主だと皆が思い込まされた感が、、。相対的にそう思ったのは私だけ。
実は天才にありがちな周囲に気をはらわない単細胞なだけの方のようでしたが。。。
カタリーナさんはマリア・バルバラ姉様に気質が似ていると思います。あのウィーンでの火事の
際に入院患者さんにかけたあの言葉の素晴らしさは命の大切さを知るカタリーナさんの本質から
の言葉だったと思います。貴族社会で閉塞感にみちた貴族令嬢の言動ではなく、現在の働く女性
としての姿勢を貫く先駆者だったと思います。
そんなカタリーナさんと仲良くなれたユリちゃんは自分の環境や貴族令嬢としての在り方を彼女
から、それとなく教えてもらったと思う。家名を背負う大切さ、己を殺し他を讃える術とか。
私、実は原作でユリちゃんがロシアへ渡航した遠因は家族が(両親が亡くなり)、血の繫がりが
薄い異父姉妹だけになってしまったからだと思っていました。今までいなかった家族を得た
ユリちゃんがロシアへと旅立つ理由として弱すぎると、、、。ユリちゃんは受動的な人間に
見え、対しカタリーナさんの行動は素晴らしかった。
第二話がつまらないというのは波乱万丈な生き方をしながらも、周囲が手を差し伸べてくれる
ユリちゃんがいなかったからでしょうしね。実はカタリーナ、ロベルタ、アマーリエとか
イザークに恋心を抱く魅力的な女性がいたのですけど、イザークは基本音楽に人生を捧げる
聖者ですもの。もし、この第二部にユリちゃんが現れたらどうなっていたのかしら。
あらあらカタリーナさんのことばかり書いちゃった。でも、sakko様がカタリーナさんを
女友達として登場させて下さったので以前から疑問がつい出ちゃいまして。。。
まだまだこれから16ですもの。ユリちゃんには是非とも幸せな女の子の世界を見てほしい。
そんな願いからでたコメントです。ユリちゃん16歳は花夢見る乙女のお年頃ですよ。
楽しいことがこれからは一杯あります。お誕生日おめでとう💛
sasa3423 様
いつもコメントありがとうございます。
一部のカタリーナさんは、年齢なりの他愛ない我儘ややきもちなんかもありましたが、イザークに失恋してからの彼女は見事少女から大人の女に脱皮した感がありました。
そうやって考えると、カタリーナさんの求婚を真っ向から受けとめ誠意をもって彼女の愛に応えられないと伝えたイザークの振り方も見事だったなと思います。
カタリーナってなんだか作中ではあんなに惚れっぽいイザークに全く振り向いてもらえなかった、ちょっと女性としては損な役回りをあてられた感がなくもないですが、個人的にはこの人本当にカッコいい女性だと思います。
職を持ち、そこに生きがいを求め、真摯に仕事に取組み、責任感を持って職務にあたる。
そんなカタリーナの凛とした姿勢は、一人の女性の人生をも変えるあっぱれな生き方でした。
オルフェウスの窓の女性でカッコいいなあ…と思ったのは、このカタリーナの「仕事をおもちなさいませ」とアマーリエの背中を優しく新しい時代へと押しだすシーンと、一部のフリちゃんの「やってごらんなさい…。この身体を売ります」とモーリッツに啖呵を切るシーンかな。
ユリちゃんも、以前馴染めなかったサロンの女の子達とはちょっと違うカタリーナさんの視点やものの考え方に色々刺激を受けたのではないかと思います。
「あぁ。お嬢様と呼ばれる人種にも、こういう人もいるんだ」
と。
恋人と、音楽と、家族と、それから女友達と過ごす時間。
ユリちゃんの世界も徐々に広がってきております。
そしてこれからもっともっと広がっていくのでしょう。
だってまだ16ですもの。
カタリーナさんはとてもいいお嬢さんというか完璧すぎました。そのため親近感を抱くことが
できませんでした。欠点がないのは隙がなく、自分の卑小さが測れる物差しになるので。
でも、カタリーナさんは慈善活動に参加しその後看護師さんになった方ですものね。
きっかけはマリア・バルバラ姉様がユリちゃんに女友達がいないことを心配しカタリーナさんに
相談したのでしょう。しかし、ふたりの女の子らしい会話がとても微笑ましいですね。
これからユリちゃんはカタリーナさんからレースの選び方とか色々なことを楽しく教えてもらい
楽しいお嬢様ライフを送ってください💛
カタリーナさんは手芸とかも得意そう。でも押しつけがましく教えたり、女の子の嗜み初心者の
ユリちゃんを笑ったりしないで優しく教えてくれそうですね。