閑話『アルフとゾフィと可愛いユリちゃん』
~~アルフレート氏の居室で~~
ゾフィ(以下S)「だけどね、この人ったら酷い男なのよ。ユリアも注意なさい」
アルフレート(以下A)「…(なんだ?なんなのだ?)」
ユリ(以下J)「え~。父様が酷い男だって言うのは知ってるよ~」
S「あら、そうだったわね。言わずもがなかしら。オホホ」
A「…(当たっているだけに何も言えない…)」
J「でもそのひどい話ってなぁに?叔母様。後学のために知っておきたいな♡」
叔母様「ゴホン!」と大きく咳ばらいをして居住まいを正す。アルフレート思わずビクリと身構える。
S「この人はね…」
(ちらりと視線だけ傍らのアルフレートに動かす)
A「ゴクリ…(一体なんなのだ?!)」
S「この人はね、昔わたくしに「ゾフィは可愛いな。大きくなったらゾフィをお嫁さんにしてあげるよ♡」と言ったくせに、その約束を破ってとっとと他の女を妻に迎えたのよ!!」
J「父様ひどーーーーーい!!」
ゾフィ叔母様とユリちゃん、四つのブルーアイがアルフレート氏を睨む。
A「…(な、何を…言うかと思えば)」
S「兄の婚約が決まって…義姉になるヒトと初めて会った時は…泣いたわぁ。恋が破れた瞬間よ」
J「叔母様、可哀想!」
プンスカ(; ・`д・´)
END
アルフレート氏とゾフィ叔母様の齢の差は10~12ぐらい。 ゾフィ嬢10(~12)歳のハートブレイクでした。。。
~~~~~~
な~んて。女性二人から愛あるいじりの対象になるアルフレート氏。
いやはや。。。。
さて、第二十話アップしました。
ほのぼのムードのintermezzoを挟み、また事態が急転しております。
とうとう行動に移したアネロッテ?
え~、第二十話のトップのカットに採り上げたのは《フラム flamme》(フランス。オラール作出)。「炎」と言う名を持つ薔薇です。別名を《バロンオークラ》。
炎そのものの画像はあまり使いたくないなぁと思ったので。
それを見て嫌な感情を起こさせる場合もあるし。
ちなみに香り、めっちゃいいらしいです。フラム。
(薔薇友の上司に以前苗をプレゼントした)
sasa3423様 orange heart様
コメントありがとうございます。
BmGという世界にここまで思いを馳せて下さったことがまず何より嬉しく思います。
自惚れを赦していただけるのならば、もはや私だけの世界ではなく、読んで下さる皆様の心の中にもBmGの世界が広がっている…と理解してもよいのでしょうかねぇ。
sasaさん、ひたむきなユリちゃんの行動に共感して下さってありがとうございます。
あまりムチャが過ぎて無事意識を取り戻した際には心配して心配して気が狂いそうなほど心配したママにほっぺパチンされちゃいましたけど。。。
(ママもそれだけこの子の事を心配したという事で)
orange heartさん、仰られるように、例え不義の末に生まれた子供であっても、母親が真正面から彼女に愛を注いでいたら、アネロッテはこんな罪に手を染めずにちょっと派手好きで贅沢好きなどこにでもいる女性として平穏な人生を送っていたのかもしれません。
このBmG世界のアネロッテ姉様はもしかしたら原作よりもちょっと弱い人に思えます。この人の犯行におよぶ背景には常に「追い詰められて」という要素がみてとれます。野心というよりは追い詰められて哀しくて悔しくて犯行に手を染めて来たというパターン。…自分で書いていて「気がします」もないだろう…とも思いますがw、書き進めていく上で意図せぬところでキャラクターが形成されることってありませんか?
繰り返し犯行を重ねる人の中には、臆病なためにそれを隠そう隠そうとして結果累犯してしまうケース…ありますよね。
今後どうなっていくかは…アネロッテ姉様のキャラクター次第…としか今のところは書いている私にも分からない。。。。
こんなアネロッテに今後アーレンスマイヤ家の人たちはどう接していくのだろう??
それともこのまま破滅へ向かってまっしぐら…
orange heart様の仰ることはよくわかります。
アネロッテ姉様は狂言回しの重要なキャラですもの。
何せヴィルクリヒ先生が復讐を躊躇うのですから、もう一方の悪役令嬢アネロッテ姉様に
活躍してくれないことには話が展開しませんし、実は不謹慎ながらアネロッテ姉様には是非とも
悪徳の極みを発揮して頂きたいと心の中の私の悪魔が囁いてはいたのですが ウフフ。
では orange heart様にも支持頂いたことだし、さあ、アネロッテ姉様存分に活躍して下さい!!
sakko様 どうぞよろしくお願いいたします。
どうでしょうね~~、キャラの限界の見極めといいますか・・・ある程度保って崩さないこともssでは大切ではないかと私は考えます。。私が言うことではないかもしれませんが(笑)
orange heart様 こんばんわ!
アネロッテ姉様の怨念たるや凄まじい鬼気迫るものがありますよね。
そんなに自分の出自を厭うていたならば実の父に訴えるのが正当と思いますよ。
あの実のお母さまの不義の場を目撃しなければ、アルフレートパパは自分の愛する人以外は
関心のない人間だと達観して己の心を慰めていることが出来たのだと思いますもの。
そんなアネロッテ姉様の心を打ち砕き、行動に移すことが出来たのはヤーコプの存在でしょう。
深窓の令嬢・アネロッテには自分の容姿を変え、他者の心を弄ぶことはできても、所詮、毒薬を
手に入れる術は無かったでしょう。実はアネロッテ姉様も不義の子として感受性の高い少女の頃は
悩みに明け暮れたと思います。自死しなかったのは憎しみが余りにも靭く、復讐によってしか
自分の心の拠り所や救済はありえないと思ったからでしょう。誰にも相談できませんよね。
矜持の高いアネロッテ姉様でなくとも、例え教会で告解する訳にもいかないし。本人は罪人では
無いし。どうかアネロッテ姉様を家族として享けいれてくれるパパやマリバラ姉様とユリちゃん
にその哀しみに沈んだ心の深淵をオープンハートしてくれたらいいなぁ。
だってこれは供養ですよねえええ←sakko様に圧力の願いをかける悪い私です。
19話のアネ姉の独白・・・なんとも生々しく毒々しく激しく、裏に隠れた哀れさがどこに向くのかもおどろおどろしく・・・本当に気持ち悪くなるほどの衝撃でした。
当然の親の愛に掌を返された憎しみや怨念が生きる糧になってしまったアネロッテ・・・ちゃんと真正面から愛してくれる人に育てられていたら、ここまでどす黒く染まることはなかったのに・・・。
そんな自分とユリちゃんの現状がどうしてこうも違ってきているのかなんて、この人にはわからないですよねー。そこが哀れでやっぱコワイ!
でも・・・アネ姉怖いけど、ヤーコプの動きも気になるけど・・・ここには最恐のパパが生きていてくれてるので、読み手としても安心感大です!
そこに介入してきたゾフィーさんも心配ですが、イイ感じで好きなので、今後の活躍に期待です♪
19話のアネ姉の独白・・・なんとも生々しく毒々しく激しく、裏に隠れた哀れさがどこに向くのかもおどろおどろしく・・・本当に気持ち悪くなるほどの衝撃でした。
当然の親の愛に掌を返された憎しみや怨念が生きる糧になってしまったアネロッテ・・・ちゃんと真正面から愛してくれる人に育てられていたら、ここまでどす黒く染まることはなかったのに・・・。
そんな自分とユリちゃんの現状がどうしてこうも違ってきているのかなんて、この人にはわからないですよねー。そこが哀れでやっぱコワイ!
でも・・・アネ姉怖いけど、ヤーコプの動きも気になるけど・・・ここには最恐のパパが生きていてくれてるので、読み手としても安心感大です!
そこに介入してきたゾフィーさんも心配ですが、イイ感じで好きなので、今後の活躍に期待です♪
ああああああああ!
つまらん書き込みしてしまったヨ・・・。
人生色々あるのに自分不幸の語りでした。すんまそん・・・。
誰も上記のコメントを読まないでほしい。。。
本当に「オル窓」って命題を提示している作品ですよね。
私は実の母親と関係が良好でない人間だったのですが、東北の震災の時の新聞記事でおばあ様を助けられなかった女の子の記事を読んだ時、私は自分が死んでも親を見棄てることはできないと心底感じました。同様に父も中学前に自死したので、親子間の情愛が希薄な人間なのですが。。。
自分だけが助かりたいとか一寸でも思わず行動に出る人間です。実際エスカレーターで幼児を助けた
事があります。幼児のお母さんは会話に夢中で。。。子供の行動に注意していなかったし・・・。
運動音痴の私が全力疾走すれば助かる命がある。ユリちゃんも華奢なのパパを助けようとした。
無意識化での行動するのが私にはよく理解できます。
私は父母にそれ故に血の繫がりにこだわりがあるのかもしれませんし、自分自身に価値の見いだせない人間です。だから結婚もせず自分の存在を示したいとは思わない卑小な人間なのですが。
レゾンデートルを問われる大人向けの漫画であることは確かでしょう。
『オル窓』高校生の頃から読んだこの漫画によって私は色々なことを学んだと思います。
でも、sakko様の小説によって救われたより一層学んだことがたくさんあります💛
これからも素晴らしい作品と音楽とお花をよろしくお願いいたします。
sakko様のご負担にならない程度でね💛
sasa3423様
いつもコメントありがとうございます。
Flamme(フラム「炎」)、これは恐らくヨーロッパ諸言語で「炎」を表す言葉が同様又は類似した綴りであるため(ドイツ語では同じつづりで「フランメ」、英語だとflame、そしてイタリア語だとfiamma「フィアンマ」)、恐らくラテン語辺りから派生した言葉なんではないでしょうかねぇ。
> お母さんはふつう殺さないよ
そうですね。。。ユリちゃんなんてあんなひどい事されたのに(原作で)、それでもお母さんのことすごく慕ってましたものね。(いじらしかった…)
アネロッテ…あの時どうすればよかったのだろう。。。
>ヴィルクリヒ先生
レナーテがアーレンスマイヤ夫人だと知らなかった時点でも復讐心と生徒を愛する心との葛藤に揺れていたヴィルクリヒ先生でした。いわんやこのシリーズはレナーテといい関係になってるセンセイ…。加えて屈託なくて、でも人を思い遣る心を十分に持っているその娘ちゃんで教え子ともいい関係を築いていて・・・多分ここでの先生はレナーテとユリちゃんと将来家族になる事もちょっと心のどこかで意識してると思います。(実現するかはさておき)少なくとも、この二人と接しているときは父性的な感情もなきにしもあらず…なのではないかなと感じます。(炎の中にユリちゃんを救出しに行ったのもそういう感情に突き動かされて…というのも少しはあったのではないかな)
そんな人に復讐を…と言われても。。。多分未来の方を見ている人間に復讐ってどこかナンセンスに感じてしまうのではないかな…と思います。でもきっと情に厚い人だから、お祖父様(フレンスドルフ校長)の無念な気持ちと怒りもくみ取っていて、そのはざまで葛藤して苦しんでいるのだろうなぁ。
第二十話 《フラム flamme》凄く見事な深紅の薔薇です。炎の薔薇です。
これは北欧神話のフレイから名付けたのかしら? 美しい薔薇で、頂戴した方も嬉しかったでしょう。
私も是非とも欲しい。我が家の薔薇は東側は葉がヒドイ←でも花は綺麗ですが(´;ω;`)ウゥゥ
ところで、アネロッテ姉様の暴走始まりましたね。十五歳の母殺しはカウントしない。
母殺し イヤな言葉だ。お母さんはふつう殺さないよ。いや誰もふつうはそんな行動はしない。
ユリちゃんとアルフレートパパの仲良しに腹が立ったのか、しかし、火付けはダメでしょう。
自分だけ安全圏外にいて、ヤーコプに命じたのかな。卑怯だわ。悪女ですな!!
でもヴィルクリヒ先生とヤーコプのお蔭でユリちゃんもパパも無事だった。安堵しました。
実は原作の時もヴィルクリフ先生は悪い人には全く見えませんでした。アーレンスマイヤ家に
復讐しようと何度もしましたが、いつも幾度も躊躇い、人間らしい葛藤があり、真実は真っ当な
正義感溢れる方だったと思っていました。(ヤーコプはユリちゃんに非業な事するので除外です)
これからもアネロッテ姉様の半端ないって! アイツ半端ない行動を何発もするのかしら?!
ユリちゃんを助けて~~。ユリちゃんは脊髄反射で行動する人間ですがか弱いご令嬢なのです。
BmG メンズ 助けてくれよ。おっさんずのヴィルクリヒ先生にだけ助け人いないのは困る。。。
次回もハラハラドキドキ楽しみに読ませていただきます。