前話とはところ変わってサンクトペテルブルグ。
時も少し遡り1905年のお話です。
歓迎会 と称されて先輩同志から連れてこられたとある娼館。
そしてそこで出会ったとある人物。。。
任務任務また任務…のサンクトペテルブルグのアレクセイにも、すこーしぐらいは天然色な日々もあっただろう…なんてったって青春時代真っ只中のお年頃だしな。。。
天然色…とまではいきませんが、懐かしい幼馴染とばったり再会してしまったようです。
スヴェーチャ こと スヴェトラーナさん。
トボリスクで母親の死後一年ぐらい養育してもらっていた料理女の実娘だそう。
当時の辛い心境のアレクセイの心を慰めてくれる存在だったのかもしれません。
エピでは触れられていませんが、アレクセイと同い年です。
というと1900年当時14歳?
その歳でもうお客を取っていた…と考えると少し切ないものがあります。
奉公先を逃げ出して物乞いや盗みのような事をやって日々を過ごしていた彼女を馴染みの娼館へ紹介したのは…活動家の人間だったかもしれません。
「ここも今の暮らしとはさして変わらない地獄かもしれないが、少なくても雨風や吹雪をしのげる屋根はある。お前はここにいれば今年の冬凍死しなくて済む。どうするか?やはり…身体を売るのは嫌か?」と聞かれてこの世界で生きる決心をしたのかもしれない。。。
スヴェトラーナ=光 という意味のお名前を持つ彼女。
奇遇にも「光り輝く者」という意味の名を持つ恋人と同じような意味の名前だったりします。
おんなじ金髪碧眼のようですし。。。
(光り輝くお嬢さんとは違い、巨乳のようですが。。。)
久しぶりにアレクセイ登場!
そして、ユリちゃんへの愛を周囲に熱く語る!
やはりロマンティストなアレクセイです。だって主人公だもの。
いや、ここでソドミィの疑いを晴らさないと後日ボリシェヴィキのある同志に仲間へと勧誘されそうだし。アレクの青年らしい潔癖な愛の姿勢にメンシェビキの皆さんは引きながらも、自分たちの恋の想い出を語ります。ある同志って誰でしょうか。うふふん。私の妄想世界の方です。
革命家はインテリゲンチャでしたから留学先で恋に落ちた方もいたでしょうしね。。。
アレクの青さを笑わず、娼館のメリットを教え、アジトの娼館へ向かったアレクが出会ったのは幼馴染の女性。春をひさいでいるにも関わらず明るく太陽のように生命力溢れる女性ですね。向日葵の花のような印象です。
>スヴェトラーナ=光 という意味のお名前を持つ彼女
名の持つ意味は似ていても、おんなじ金髪碧眼でも、やはりアレクの『わが宿命の恋人』ではない。。
幼馴染の女性に逢い懐かしさは憶えても、想い人ユリちゃんへの真摯な愛は、なお一層深くなったかな、と思う。
スヴェトラーナ、きっと美人さんですね。スラブ美人は本当に綺麗でプロポーションもいい。
これからも、この女性は登場してくれますね。素敵な女性で楽しみですわ。
ところで、やはり、アレクの助命嘆願をしてくれたのはレオ様でしたか。ユリちゃんの為に骨折りしてくれたレオ様に感謝を! special Thanks!