鍵の譲渡でフランクフルトへ出かけたアーレンスマイヤ一家とレオ様。
ユリちゃんにとっては育った地でもあるフランクフルトの街を息抜きに歩いている所をレオ様が発見しーー?
大人の女性に成長したとはいえ、そこはやはりまだ16の女の子。
一人の時にはセンチメンタルになって涙が出ちゃう…なシーンをレオ様に見られてしまい。
物の言い方はぶっきらぼうなものの、今回の自分の敗北を潔く認め、敵をきちんと称賛するレオ様。
そして今度は彼女を淑女として扱うレオ様(言葉は相変わらずぶっきらぼうだけど)。
思いがけず縮まる二人の距離。
永久凍土の地中深く眠っていたレオ様の愛の火がユリちゃんとの出会いにより点いたこの時。
でも、レオ様ダメ出しさせていただきますw
ユリちゃんを評価したあのお言葉・・・「誠に女にしておくのは惜しい器だな」淑女に贈る讃辞ではありません! ユリちゃんが男の子として生きてきた過去があったからこそ侮蔑ではなく褒め言葉として笑顔で応えてますが、金佛石佛の小わっばかも← ユリパパが聞いたら自分同様不器用な軍人だと憐憫を覚え、息子のように訓示を垂れたかもしれない。いや以前話してましたが、レオ様は嗤笑してたわ。
でも、レオ様活躍してますね! レオ様の性格行動がきちんと描かれていて、レオ様が正にいうであろう言葉がその口から紡がれ、読んでいて楽しく清々しく、ユリちゃんもアレクとの失恋の痛手も徐々に薄らいでます。方向音痴、レオ様にも弱点があったのか。人間味溢れますが、軍人としてはダメです。