オペラのはねた劇場のロビーで偶然出会ったキッペンベルク家の親子にとある人物を紹介されるアーレンスマイヤ一行。
どうやらフランクフルトの実業家でキッペンベルク家の取引相手のようです。
フランクフルトという都市は、16世紀以降フランスから迫害を逃れてやって来たフランス系のユグノー教徒が移住して来た歴史があります。
ユグノー教徒=カルヴァン派
労働を美徳とする教えがあります。
商都フランクフルトでめきめきと頭角を顕したサンデュ家も、元をただすとフランスから逃れて来たユグノー教徒の末裔であります。
あ、ちなみにフランクフルトにはユダヤ人のゲットーもありました。
そこから頭角を顕したのが、有名なあのロスチャイルド家であります。
>迫害を逃れてやって来たフランス系のユグノー教徒
ああ だからフランス系の名字なのですね。サンジュ家。
16世紀といえばバルテルミーの戦いとか宗教戦争が凄まじかった時代…ユグノー派はお金を儲けることに長けていたと仄聞しておりますが、うーん ユリちゃんを結婚相手として選ぶには障害がありますね。
いちフランクフルトの名家ならば良縁なのに…。
グスタフさん、ユリちゃんの印象はどうでしたか。この男性との出会いがこれからのユリちゃんの道を決めていく分かれ道になるのでしょうか。社交辞令でないユリちゃんの印象を語ってほしいな。
ところで~~
ラッセン家の皆さま 素敵な方々ばかりですね!
お兄さまの軽口とダーヴィトのお母さまの気配りの良さ ほのぼのとした温かい家庭です。
ユリちゃんの結婚相手を自分たちが探してあげると世話を焼かないのも、繊細な思いやりを感じさせてくれます。