もうクリスマス迎えちゃいましたが・・・・。
微妙に間に合ってない感漂う第四十話、アドベントのエピソードをアップしております。
アレクセイと出会って丁度一年ちょい…といったところでしょうか。。
昨年の今頃は(薄着でプラプラしてたために)風邪ひいて寝込んでたユリ嬢。
今年はちょっと心の晴れないアドベントを迎えているようです。
そう・・・・遠く離れた恋人の祖国、ロシアの地ではモスクワ蜂起で内戦状態となっています。
フリちゃんはすっかり農場の生活が板について、何とレナユリ母娘を荷馬車で迎えに来ております。
なんだろ…今で言うと軽トラとかバンで迎えに来るみたいな感じ?
○○工務店とかドテッ腹に入ったやつwww
養蜂をやっているようです。。
憧れだよ✨養蜂
この農場クローバーもあるし、サクランボの花とかもあるから、美味しいハチミツが取れそうです。
あ、あとモミもね。
ハチミツやビーワックスで作った蝋燭などをせっせとユリちゃんに送っているようです。
あ、蜜蝋は美容クリームの基材としても使えますね。
美容クリームなど作ってアネ姉の所へ持って行っていたかも??
作中に出て来たクリスマスっぽいあれこれ・・・・
まずはヘクセンハウス。
お菓子の家の事です。
レープクーヘンというスパイスとハチミツの入ったクッキー生地で作られてます。
レープクーヘンは色々な形に抜いてデコレーションしたものがクリスマスマーケットとかでも売られるようですね。
多分これも帰りにお土産で持たせてくれたでしょう。
このレープクーヘンのお菓子の家、昔家にあった今田美奈子先生(!!)の『素敵なお菓子作り』という本に作り方が乗っておりました。
一度トライしてみたことがありましたが、焼いた後に変に縮んだりして、結局家の形になりませんでしたorz
おまけに焼き上がったレープクーヘンの堅いこと堅いこと。。。。
この本はイモートの蔵書だったのですが、昔々母がイモートと私に「好きな本買ってあげるから選びなさい」と言われてイモートが選んだ本でした。
ちなみにその時私が選んだ本は『水木しげるの妖怪百物語』wwwwww
実にこの姉妹のキャラを良く表したチョイスであります。
え?その本?勿論熟読してましたよ~。ええ、読み過ぎて本の背中が割れる程www

そしてアドベントクランツ。
モミの常緑樹などをリースにし、そこに四本のローソクを立て、アドベントの日曜ごとに一本ずつ火を灯すそうです。
キャンドルは本来は赤?だっけな?のようだけど、フリちゃんが作ったのは素朴なビーワックスで作ったお手製のキャンドルだったような気がします。
リースも素朴にモミの葉にちょっとした木の実の飾りとか…みたいな。



ドアに飾るリースもいいけど、こういうキャンドルの立ってるやつも素敵ですね~。
後日譚~~ユリとアネロッテのホッコリティータイム(?)~~
ユリ「アネロッテ姉様、メリークリスマス。フリデリーケの焼いてくれたレープクーヘン持って来たよ」
アネ「あら、ありがと。昔はこんなお菓子モソモソして大して美味しくないと思ってたけど、今は左手でも摘まめるからありがたいわね」
ユリ「やっぱ季節の縁起物は頂いとかないとね」
>もうクリスマス迎えちゃいましたが
独逸ではグレゴリオ暦ですが、この当時のロシアはユリウス暦なのでアドベント真っ最中ですよね。
ユリちゃんがアレクから聞いたロシアの冬の宮殿の外壁が綺麗な翠色だったのを無意識に想いながら
レープクーヘンのお菓子の家 を作るユリちゃんの心情が悲しいです。
冬の宮殿に降る雪の白さがユリちゃんの心の涙の結晶のよう…。
令嬢として周りには楽しそうに笑いながらも、もう一人の心の中に閉じ込めた少女のユリちゃんは、
変わらぬ愛の形代として、こういう無防備な状態の時にはアレクと過ごしたかもしれないクリスマスや色々な日々を追想していたのでしょう。
でも、この時にフリデリーケちゃんの優しさに癒されるユリちゃんは純粋で可愛いですね。
フリデリーケちゃんはすっかり元気になりお転婆さんにもなり馬を曳く腕前を披露してくれました。
イザークと昔魚を掴み取りしようとして、実は一番のお転婆さんはフリデリーケちゃんかも。
遅ればせながらメリークリスマス! しまった。ワイン買うの忘れたので今夜は冷酒とお刺身で🍻