レオ様、よく出来ました。
ここで傍らの淑女にダンスを申し込まなかったら以後「ヘタレ」認定されてしまうところですのでね。。
(二部でイザークは「いくじなし」と言われてましたね)
いやいや…実は第一稿ではユリちゃんの方からダンスをおねだりしていたのですが…ね。
やはりこういうのは男性から申し込んで頂きたいもの。
作中の「 ダンス夢中になっている間に人生の美しいときは過ぎゆく…と歌った歌 」というのは、モーツァルトの歌曲《Abendempfindung》(夕べの想い Kv.523)です。
とても美しい歌曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=XOCgyn5-pEc
(バーバラ・ボニー歌唱。 個人的にはユリちゃんが歌うときの声はこの人をイメージしている)
この三十四話はこの歌曲の他に、作中には出てこないもののユリちゃんがアレクセイへの想いを吐露し涙を流す場面はヘンデルの《Lascia ch'io pianga》(私を泣かせてください)をイメージしていました。
https://www.youtube.com/watch?v=oJJnhp2CYnk
(ジョイス・ディドナート歌唱)
レオ様 よくぞ頑張ってくれました!
わざわざ遠路はるばるとロシアから来てユリちゃんと踊らなかったら、何のために来独したのか分かりません。美しくドレスアップしたユリちゃんは運動神経が良かったからダンスも上手だったでしょう。
レオ様と踊らなければ、ユリちゃんはイザークと踊らなければならなかったかも…。
いやイザークを貶すわけではないのですが、迂闊なイザークはステップを間違えてユリちゃんの御足を踏みそうで…。
ユリちゃんもレオ様と楽しく踊れて良かったわ。レオ様は家族写真を持ってきてくれましたか?
リュドミール君は可愛いし、ヴェーラは優雅で気品あるし、家族愛に溢れていて好きな方たちでした。
今後お話に出てくるのかしら。楽しみですね。