遠い北の祖国へと去って行った恋人が最後に彼女に残した愛のメッセージ。
覚悟はしていたけれど、とうとう堪えきれずに慟哭するユリウス。
このBmGの別離の時。
アレクセイもユリウスも覚悟はしていたと思うのです。
いつか訪れるこの日を。
アレクセイの立場上、こんな風に別れが突然になることもどこか心の中で想定していたとは思う。
それでも分かっていても…アレクセイは何らかの形で彼女に感謝と別れの言葉を残したかった。
でも「愛している」とは書かなかった。
書いたらその言葉が彼女を縛り付けてしまうから。
そして案外、こんなアレクセイの辛い気持ちを一番理解してくれているのは…、やはり自身も婚約者と突然の別れを経験したアルラウネだったんじゃないかな…と思う。
そして何と言ってもユリちゃんがつらい決断を下してアレクセイに危機を知らせたからこそ、助かった命もあった。
(原作ではレーゲン川に沈められた同志アンドレーヴィチとか。彼が持っていた旅券に名前が書かれていた大勢の同志とか)
この時の彼女は知る由もなかったかもしれないけれど、彼女の(そしてアレクセイが)流した涙には何人もの人命を救った価値があった。
アルラウネもそれを理解して、内心「やるわね。あの娘」と彼女の素晴らしさを認めたんじゃないかな。
短いメッセージに込められた想いの深さにユリちゃんは分かっていても涙は溢れてしまう。。。
アレクセイとの恋は《永遠の愛 叶う事は望めぬ愛 愛の語る夢》ユリちゃんは自分たちの恋を愛の夢としてとらえていたでしょうね。
ユリちゃんに贈られた鈴蘭の花をアレクセイも大切に持ち、ロシアへと帰るのでしょう。
実は先だってダービィトを文使いにあてたのは 2CELLOS の二人がアレクとダービィトに似ていると思った個人的な不純な動機でした。ダービィトが丁度マリバラ姉様にチェロを教えに来ていたのも正にタイミングが合ってました。拙速はなんとやらですね。
嗚呼、でも前回コメント拝見するに、ユリちゃんは如何なる事情か不明ながらレオ様と延々と関係が持続しそうな雰囲気であります。ここはBmGの世界なのにレオ様はOBの年齢と申したらお怒りになる?
ユリちゃん、おうちに箒を逆さに立てちゃいましょう!早くお帰りあそばせ、レオ様 オホホ👋