数奇な縁が結んだアデールとヴァシリーサ。
クリミア幽閉編、第七十二話Ⅱをアップしております。
ネーリ「もう~、あの時には後で大荒れに荒れた姫様に八つ当たりされて大変でしたよ」
姫がまだ少女の頃、御前演奏の栄誉を賜り宮廷に上がったドミ兄に、「そなたたち、合奏してみたらいかがであろうか?」と伯父上(当時は皇太子)にムチャ振りされ、合奏をした(ようです)二人。。
ピアノはお嬢さんの嗜み程度のアデール(婆も「ピアノはともかく」と言っていることから腕前は…のよう)に優しく合わせてあげる天才ドミ兄。。
そんな縁があったのね~
あったのね~~
ミハイロフ家も先代侯爵がご存命中のお話のようなのでアレクセイが引き取られる前ですね。
ニコライ二世の即位が1894年だからー
この時のドミ兄が15歳。
もっと前ってことだよね。
アレクセイが7つの時にミハイロフ家に引き取られてて、それが1893年?
ドミアレ父ご存命の折だから・・・・だいたい1890年頃か。。
そうすると・・・・ドミ兄11~2歳、アデールは若干年下として。。。9~10歳ぐらいというところでしょうか。
二人並んだ様子はさぞ可愛らしかったと思います。
ああ、嬉しいです。
我ながら嫌なコメントで不安でした。
そうでした。ヴァシリーサお祖母様はウクライナ貴族の出でした。
すっかりと、頭から抜けていました。
>立場を抜きにして話が出来る友人が出来たというのはとても嬉しかったと思います。
そうそ、年が離れているからこそ、お互いの現状を忘れ、困難を乗り越えて少年を訓育したという
共通項でお話が盛り上がるでしょう。
ボリシェヴィキ党員の方、お願いだから、このひと時の幸せを邪魔しないでください。
レオ君に幸福な未来と父レオ様といつの日か出逢うことが叶いますように。
ところで、アデール姫様は、本当に可愛い性格になりました。
やはりこの健気ながらも気丈に生きる姫様を、レオ様がよく頑張った、と熱く背中合わせの抱擁で、
ねぎらってほしいものです。言葉はいりません。
こんばんは
アデール姫様とヴァシリーサお祖母様との数奇な再会は、冷静になって考えると周囲には知られないほうがお互いの身の安全を図るには良いかと思います。
アデール姫様もヴァシリーサお祖母様にもボリシェヴィキの監視の目があるかもしれない。。。
それぞれ別の思惑で監視されていてもおかしくはありませんから。
マリア元皇太后陛下と共に幽閉の身にあるアデール姫様は当然ですが、レーニンの側近の一人として今を時めくアレクセイにとりヴァシリーサお祖母様はアレクセイにとってアキレス腱になりかねません。
それこそ原作でアレクセイがユリちゃんの手紙で奸計に落ち、生命の危険にさらされたように。。。
アデール姫様もレオニード君を危険な目に遭わせたくはないでしょう。
ここは、ネーリまたはマリア元皇太后陛下に諭してもらわなくてはいけない事態かもしれません。
私も、レオ君が喜ぶ様は読んでいて、心がほっこりと温かくなりましたが、単純に嬉しがっている場合ではないよね、と、思いました。
ここは、つかの間の休息の時なだけで、これから多くの苦難がアデール姫様方を襲うのです。
ヴァシリーサお祖母様との懐かしい思い出は、過去の幸せな思い出として受け止めて、アデール姫様には、是非とも次の時代を担うレオ君の命を最優先にしてもらいたいのです。
私の杞憂ならばこんな嬉しいことはないのですが。。。
本当は、レオ君アレクセイが内戦状態のソビエトから旅立ち、命の危険にさらされることのない幸福な
人生を全うしてほしいのです。甘い夢想でしょうか。。。