intermezzoのⅡ「厩の四方山話」をアップしております。
ユリちゃんの愛馬ヴァイオラちゃんとその姉貴分、マリバラ姉様の愛馬アテナ姐さんとの女子トーク(というかお互いの主人の話)を綴った「厩の四方山話」。
ユリちゃんのお馬さんはシェイクスピアのキャラクターから頂いた名前ですが、上二人のお馬さんはどうやらギリシャ神話から採ったお名前のようです。
アテナとヘレネ。
マリバラ姉様はどうやら殿方と遠乗りに行くようです。
そしてその殿方は旦那様の愛馬を借りるようで。。。。
もうこれは父親公認といってもよいのではないかと。
ちなみに、アルフレートパッパの愛馬は二頭。
このお話にチラッと出て来たザラスシュトラともう一頭ミスラという子がいます。
共に牡馬。
アルフレートパッパの愛馬はゾロアスター教の神様のお名前を貰っているようです。
そうして、もう一頭・・・・。
今はアーレンスマイヤ家にはいないけれども、アネロッテの愛馬(??)だったヘレネのこと。。
アネロッテは(やはりというか)馬はあまり好きでなかったようで。
「移動するときは馬車か自動車に乗ればいいじゃない。なんでわざわざ臭くて揺れるものに乗らなくちゃいけないのよ!風で髪も乱れるし!!」(アネ)
ですと・・・・。
結局ずっとアネロッテに捨て置かれていたヘレネは新しいオーナーに買い取られていきました。
買い取ったのはベッティーナ(というかベッティーナの両親)。
この新しい主のお嬢様は一目でこの相棒を気に入ったようです。
新興貴族のキッペンベルク家の息子のモーリッツと幼い頃から付き合いがあったぐらいだから、きっと彼女の家も新興ブルジョアジーなのでしょう。(フォンはついていなかったですね)きっと彼女の親御さんが「うちの娘にも令嬢の嗜みとして乗馬の一つでも」と、大人しい人なれした馬を探していたのかもしれません。
ベッティも活発そうなので乗馬は好きそうな気がします。
同じくじゃじゃ馬のユリちゃんと二人連れだって遠乗りなんぞよくしていそうです。
ユリちゃんと黒いヴァイオラ、ベッティと白いヘレネ。
見た目もなかなか良さげな気がします。
ヴァイオラはマリバラ姉様がユリちゃんの為に用意してくれた愛馬だったのですね。
「何でもかんでもお下がりではユリアが可哀想」マリバラ姉様は本当にユリちゃんが可愛いのがこの一言から感じられます。財政難でもユリちゃんの為にとプレゼントしてくれた美しいヴァイオラ。
良かったね ユリちゃん! マリバラ姉様ナイス!
>ザラスシュトラともう一頭ミスラ
ザラスシュトラってツァラトゥストラのことですよね。ニーチェが好きだったのかしら。ユリちゃんのパパは。Mazda自動車もゾロアスター教から名前を頂いてますよね。よし、今晩はシュトラウスのCDを聴くぞぅ(^^♪ カッコいい名前ですね。ザラスシュトラ。乗るのはあの方ですね。マリバラ姉様との乗馬のお話も楽しみです。是非ともUPして下さいね。
>ユリちゃんと黒いヴァイオラ、ベッティと白いヘレネ
二人とは相性も絵面も合いそうですね。ユリちゃんはそりゃもう金髪とヴァイオラの黒毛がとても映えて美しかったでしょう!第二部でイザークと邂逅するユリちゃんの乗馬服姿に当時の読者は萌え~!
ながらも、あの虚ろな表情に〇呆になってもうた。。。と打ちひしがれ。皆予感はしてたのですが…
今回からは笑顔溢れた令嬢としてのユリちゃんを楽しみたいです。ユリちゃんはお馬さんと一緒がいいですね。動物と女子トークってほのぼのとして心癒されますよね。ユリちゃんは動物園にも行っていたし(某軍人様も行き迷子になるが)、動物ってもう心の友ですよね。あら、どこかでくしゃみが。。。