ド修羅場の五十九話Ⅱをアップしております。
「私は父のしたことを決して認めたわけではありません!!」
これがユリちゃんの率直な気持ちを語っている訳でして。。。
大好きなお父さん。
でもお父さんがママや自分にした行為を決して認めた訳ではない。
ユリちゃんが最も許しがたかったのは、自分が信頼していた夫が、一番自分にとって認め難い行為=不実なことをして女性を泣かせる をしていた事なのかな・・・と。
浮気自体が許せないのではなく、父親がレナーテさんに、そして自分にしたような事をしていた事。。。
これがもう決定的に認めがたかったのかな。
バカですね。。。
「彼女も庶子の身の上だから自分の事は理解してくれるだろう」ではなく寧ろ逆なのにね。。。
こういう悪い人ではないけれど、どうしようもなく甘ったれている人間というのは、時に悪人と相対しているよりもイラっとさせられます。
なんでも自分の都合のいいように解釈する。
その通りに行かないと自分が被害者ヅラをする。
だったらまだ自覚のある悪人と接している方が精神衛生上よろしい気がするわ。
おはようございます
前回でギュスターヴが自分の都合の良い解釈をする甘い考えの持ち主っぽいな、とは思いましたが
その通りでしたか。ボンボン育ちで都合の悪いことは全て周囲が片付けていてくれたのですね。
シャルロットの事情を知ると彼女ばかりを責めることは出来なくなりました。。。
まさか過去にギュスターヴの娘を産み、自分の手を離れ、修道院で訓育されているとは。棄てさせた。
今回は決して自分のお腹を痛めた子供を手放したくない、と思うのは当たり前ですね。彼女にとっても生まれた子が男の子だからギュスターヴが引き取り、サンデュ家で養育するというのは理解しても、
今すぐに手放すことは耐え難いことでしょうから。
彼女が半狂乱になってサンジュ家に乗り込んでくるのも当たり前で、想定内の出来事なんですが、このを軽く考えていた当たり、やはり、辛い人生を経験し乗り越えてきた人間とは経験値の違いがあります。人の心を金で黙らせ、厄介事は後回しにしてきたからなんです。被害者は鬱屈がたまる。。。
ユリちゃんに、シャルロットの産んだジャン・クロードと名付けた赤ちゃんは、いつ告げる心算だったのか。問題を先送りし、ユリちゃんに最悪の結果で知られることとなり。。。
ユリちゃんの激しい嘆きに対し、ギュスターヴの弁解は・・・というか逆切れ発言は
>「男とは…と、私のことを責めるが…では…そういう君の父親は…どうなんだ?!」
これは逆襲としてもあまりにもひどい…ユリちゃんを傷つける言葉です。逆鱗に触れちゃいます。。。
> 自分が信頼していた夫が、一番自分にとって認め難い行為=不実なことをして女性を泣かせる をしていた事なのかな・・・と。
そうですね。信頼を失い、夫として尊敬することはできないし、一緒にこれからの人生を歩める相手と
赦すことは、ユリちゃんにはできないでしょうね。正に「最低のクソ野郎」ですから。
ギュスターヴのこれからの行動は、シャルロットに益々依存し、現実から逃れていきそうな気配が…
シャルロットもある意味辛い立場、カトリーヌはもっと辛い針の筵状態、レナーテ母とギュスターヴ母
が女としての辛い思いが一番理解でき、なんとか解決への手かがりを示せるといいのですが。。。
やはりこぼれたミルクは盆には帰らないのかしら・・・