とうとうプロポーズを受け、結婚が決まったユリちゃん。
幸せの絶頂 とはやはり行かず…心は上がったり下がったりで。。。
周りの人が祝福してくれることは素直に嬉しかったと思うのです。
家の役に立てたという喜びも大きかったと思います。
自分の結婚にこんなに多くの人が喜んでくれる というその事が何よりもユリちゃんにとっては嬉しかったのではないかな…と思います。
でも…心の奥では・・・・?
きっとこの時代こんな想いを心に抱いて嫁いでいった女性は多かったのではないかな…と思います。
周りの求める幸せの形の枠に、時間を経るごとに自分の内面をフィットさせて行かれた方も多くいると思います。それはやはり幸せな人生 と言い切っても良いものだと思います。
それは立派な生き方だと思います。
でも…「オルフェウスの窓」の原作では、そういう周りが敷いたレールに乗って決めた結婚って…大抵破綻してますよね。。
アントニーナやアナスタシア、フローラ、イングリッド、アマーリエ、遡ればアルフレート氏と前アーレンスマイヤ夫人の結婚もそうでした。
この作品が描かれた70年代という時代も反映しているのかなぁ。
心が揺れ動くユリちゃんとは裏腹に、このエピソードを書くのは楽しかったです。。
何が楽しかったって・・・・ユリちゃんに贈られた婚礼の祝いの品々を妄想することが…デス。。
キッペンベルク家からの特注のマイセン。
レオ様…というかユスーポフ家からのカルティエのミステリークロック。
レオ様は婚礼祝いの他に、ファヴェルジェのイースターエッグも贈っているもよう。。。
(しかも毎年贈るつもりらしいよ。この人)
ドルジェフさんの贈った「ロータスを持ったブッダの像」というのは厳密に言うとブッダではありません。菩薩です。ターラ―菩薩。チベット仏教の女神様です。
今回も展開が速くて驚くやら嬉しいやら、ありがとうございます。
結婚が決まっても心の奥底の宝物としてアレクセイはユリちゃんの中で生きているわけで。。。
>心が揺れ動くユリちゃん
これは時が解決してくれる時を待つしかないのかも。。。
ギュスターヴさんとの間に確固とした信頼関係が結ばれ、時が熟成し芳醇な酒精が産み出されるように
愛が育まれるのを待ちましょう。いずれ子供も授かり夫婦としての絆が結ばれるでしょうから。
>ユリちゃんに贈られた婚礼の祝いの品々を妄想すること
これは楽しかったですね(^^♪
マイセン陶磁器でお茶しかも特注品! これで紅茶飲んでみたかった。
カルティエのミステリークロック これは如何ほどのお値段なんでしょうか。
愛が育つ時間をこの時計が見守るわけですね! 朴念仁のようなレオ様にしては素晴らしい結婚の贈り物じゃないですか~。ロマンティックだわ。
>ファヴェルジェのイースターエッグも贈っている
ロシア有数の資産家ならではのお大尽、流石、目が肥えていらっしゃるわ。数十億円とかする筈。
>「ロータスを持ったブッダの像」 翡翠で出来ているというとやはり家宝ですね。
ユリちゃんのパパが欲しがりそうです。他にも皆さんから心のこもった贈りものを手に嫁ぐユリちゃん
これだけ見事な品を持参し、サンデュ家で披露するなら彼女の婚家での地位も安泰ですね。
バイエルンからフランクフルトへ、貴族から豪商に嫁いだ嫁として侮り難い女性ですから、社交の場で夫を助けるよい奥様になると思います。愛馬ヴァイオラも連れてお嫁入ですよね。