レディアドミラルズ、荒れ狂うロシア帝国という大海原に航路を執る―。
姫、ママになる。
オチのⅣをアップしております。
まあ…、やっぱり、バレました。。。
そして陛下の勘気を買いました。
が、またしてもネーリがやってくれました。
名付けて「ネーリの春日局大作戦」
権力者に対抗するには、それに匹敵する権力者の下につけばよい。。。
まあ…言うは易しですが。。。実際は決死の覚悟と度胸と、それから何よりも「運」がないと成功させるのは難しいでしょう。
けれども・・・・妊娠から出産に至るまで彼女たちには「運」があった。
そして運を引き付ける強い意志と覚悟も。
いや意志と覚悟が運…いや、運命を引き寄せたのかもしれません。
運命を引き寄せたのだか…それとも運命に引き寄せられ導かれたのかは…まだ分かりませんが。。。。
レオ様がまだ見ぬ息子に…と贈った絵は、アイヴァゾフスキーという帝政ロシアの画家の作品でした。
イギリスのターナーと並ぶ海洋作家と呼ばれる素晴らしい海の絵を描く作家さんです。
この人の海の絵、大好きです。
作中で「お咎めらしいお咎めは殆どなし」と言っているものの、やはりお咎めはありました。
姫の極秘出産の手助けをした医師夫妻は、国外追放処分…となりました。
幸い医師の資格ははく奪されず。。。。
という訳で、弟夫妻は娘と共に、妻の実家、つまりフィンランドへ転居致しました。
妻の実家は大病院を経営しているので、そこで医業を続けております。
大岡裁き…といえば大岡裁きになるのかも。
そして災い転じて…でしょうね。
国外追放となったために、1917年の革命の嵐を免れました。
こんばんは
> レディアドミラルズ、荒れ狂うロシア帝国という大海原に航路を執る
この大海原に針路を司るにはネーリの働きがあってこそ、でしょうね。
無論アデールママも奮闘しました。船の司令官ですね。
でも、荒れ狂う宮廷の大海原の潮目を読み、大胆な大舵を切ったのは、やはりネーリです。
>権力者に対抗するには、それに匹敵する権力者の下につけばよい
彼女の胆力と聡明さには瞠目するばかりです!
ネーリ個人は卑小な存在だったかもしれないが…伊達に宮廷での権力図を見ていただけではなく、ここ一番! という勝負に賭ける 乾坤一擲 の運の強さがあり、読んでいて、天晴れと歓声をあげたくなりました。正にお見事!
> 贈った絵は、アイヴァゾフスキーという帝政ロシアの画家
荒波高い大海原に高く帆を張りながらも、明るく力強い帆船の姿が希望溢れ、活力のある絵ですね。
静謐なターナーの絵も心に平穏を齎してくれますが、今のアデールママ レオ様ジュニアそして常に従い、運命を供にするネーリに相応しい海の絵画。そしてユスーポフ家の紋章を携えセール・ホー!
しかし、ネーリは原作ロシア編では名前しか登場しなかった気の毒な侍女でしたが、sakko様によって見事な人生を歩むこととなりました。今編でネーリの抽斗の多さに驚くとともに彼女に光をあててくれてありがとうございます。specialThanks💛