ユリちゃんの帰郷。その一、実家篇をアップしております。ユリちゃんを(ユリちゃんと娘ちゃんを)温かく迎え入れるアーレンスマイヤ家の人たち。アルフレート「私の出番がないではないか!」…すみまっしぇん。ユリちゃんの張りつめていた心もマリバラ姉様の抱擁と実家の空気で幾分かほぐれて行ったのではないかな…と思います。リーザは…まだ状況をよく理解していないっぽいですね。単に従姉と一緒にいられるのが嬉しい…みたいな。ゲルちゃんは現在は外から通いになっているようです。アパートで独り暮らし。
こんばんは
離婚し子連れで帰ってきたユリちゃんに皆優しくて良かった。
モーリッツのお母さんはかつて夫の女遊びに苦しめられ、ずっと耐え忍ぶ日々を送った自分の過去を
思い、夫に忍従すべきだという固定観念に捕らわれていたかもしれませんが、母親が耐えている姿を
間近に見ている子供は辛いものです。お母さんは笑顔で子供に接してくれるのが一番嬉しいのだから。
モーリッツ母も孫、テレーゼそしてリーザちゃんが仲良くナイチンゲールガルテンで無邪気に遊ぶ様を見て、そう思えるようになったらいいなあ。子供には未来と過去を変える可能性があることを知って
ほしい。若い子と接すると気持ちも若返るし、老いて知る楽しみもあるはず。
慰謝料でメゾネット購入し、母娘三人で身の丈に合った生活を考えてくるユリちゃんは、将来を読む力があるのかもしれません。離婚の取り決めでの養育費とかは相手の経済状況により充てにはならない。
これはユリちゃんが約束事が必ずしも履行されることは無いと本能的に知っているのでしょう。。。
堅実に生きようとするユリちゃんにとっては、可愛いリーザちゃんの養育権を得ることの方が大事だったでしょう。今まで大家の奥様として過ごしてきたユリちゃんですが、実家の仕事も得、収入の道も得る目途がつきました。そりゃ夫に裏切られた喪失感は、ふとした瞬間に心に甦り涙を流す夜もあるかもしれませんが、我慢して破綻した結婚生活を送るより幸せでしょう。
新たな一歩を踏み出す勇気あるユリちゃんを温かく皆が応援しているでしょう。お帰りなさい。