Boy meets Girlへ戻ってまいりました。。。。
すっごい久しぶり。。。
あまりのブランクに試行錯誤しいしい、第百二話、アップいたしました。
子供が生まれて幸せと希望と充足感と…色々てんこ盛りになったアーレンスマイヤ家周辺でありました。
実はユリちゃんはこの坊やを「ママのかわいい子熊ちゃん」とか呼んでます。
(ちなみにリーザの時は「ママのプリンセス」)
上流階級に属するユリちゃんですが、上流階級の枠というか因習には全く囚われない子育てをしております。
授乳以外は、齢の離れたお姉ちゃんも加わった全員で分担育児。
そしてレナーテさんの振り返る育児。
原作でも不思議に思ってたんですよね。
孤独で財産もないレナーテさんがどのようにしてユリちゃんを育てたのだろう と。
まあ…ある程度はヤーンが先物投資的に資金援助はしていたと思う。
ユリちゃんみたいな境遇の赤ん坊を預かってくれる人がそうそう現れるとも思えないし。。。
シンティ というのはドイツ圏のロマ族(ジプシー)の事を言います。
ロマ(ジプシー)は、ロマン主義全盛期(18~19世紀頃)に一大ブームがあったようで、様々な文学や音楽、絵画、戯曲等のモチーフとして採り上げられました。
有名どころでは、カルメンとか、オペレッタの「ジプシー男爵」なんか。。。
ジプシーに育てられたけれども実は出生の秘密を抱えていて…的な「貴種流離譚」ぽいモチーフにエキゾチックなジプシーを絡めた話なんかも散見されます。
オペラの「イル・トロヴァトーレ」とかね。
昭和のちょっと古い漫画ですが森川久美さんの【ヴァレンティナシリーズ】にもそんな話があったのを覚えています。
ロマ族の中で育てられた実は貴族の子女の話。
ヒロインの女の子が倖薄くて切ない話だった。。。
同じく森川久美さんの『法王庁の陰謀』にも、ロマたちにかわいがられて育った孤児の歌姫が登場してました。
森川さんの作品自体が、ものすご~くロマン派っぽい香りを持っているなと私は思います。
(あ、ちなみに作中で歌姫アントニーナが舞台に立っていたオペラ、トロヴァトーレでしたね)
こちらではお久しぶりです!
目を背けたくなるような過去も悲しみも、灯のような幸せも、それらが全て繋がって今の幸せがある。懸命にがむしゃらに生きて、それらを繋げることができた自分を誇っていい。
そんなそれぞれの人生の交差が、時に思いがけない奇跡や幸せを産み出す・・・
BmGでの彼らの生き様は、災害やコロナ禍の中で喘ぐ我らへのメッセージを強く感じて励まされる気がします!
個人的には・・・人生も折り返し地点はおそらく過ぎて、後悔したくないと前進しても躓くことは多いですが「今日の後悔は未来への糧」と信じたい・・・
人間て、過去と一緒に未来へと前進しているんだ...そんなあたりまえのことを噛みしめさせてもらいました~~~!
人類?世界?とにかくみんながんばろーーー!!!
・・・あれ???