長らく再掲作業が止っておりました、Side lin、再開いたしました。
「クララ・フォン・ザイデルフォーファーの日記Ⅰ」からでございます。
再掲するにあたって結構大幅に加筆(したつもり)致しております。
読み返すに、あまりにも書き急いでるな、言葉が足りていないな。。。と感じたので。
加筆しても尚イザークやクラちゃんの心の内には足りないかもしれませんが。。。。
イザーク先生がクラちゃんに初めて会った時は、まだクラちゃんほんの子供だったので、イザーク的に恋愛の対象外であったのは仕方のないことだと思います。
そしてクラちゃんもずっと先生の事を好きだったとはいえ、子供の自分を先生が女性として見てくれるなどとは思っていなかったと思います。
でも多分クラちゃんとイザークって齢は10離れてないと思うのね。
多分ユリちゃんとリュドミールよりは年齢差ない。
強いて言うならユリちゃんとレオ様…ぐらいの年齢差か。
同じく生徒と先生という関係ではマリバラとヴィルクリヒ先生もそうですが、こちらは5歳違いでした。確か。。
出会った頃はともかく、大人になった今ならば十分に「アリ」な年齢差です。
ところでクラちゃんって、原作でもイザークに仄かな想いを抱いていたことしか恋愛的な描写がなかったけれど、ウィーン音楽院まで出ていて普通のお嬢様よりもずっと世界は広かったと思うんですよね。
その間、男性との出会いとか恋愛とか…なかったのかな。
番外編で再登場してましたが、その時もどうやら(甥の捜索とかアントンへの復讐でいっぱいいっぱいで)独身を貫かれているような感じでしたが。。。
クラちゃん、果たして既婚だったのか?独身でよかったのか??
こんばんは
クララちゃんに何故にイザークが恋愛感情を抱けなかったのか。。。
それは、イザークが堅物な聖イザークで、心の奥底にはユリちゃんへの愛があり、現実的にはアマーリエやロベルタの存在があったからでしょう。
クララちゃんのイザークに対する恋慕は私達には伝わってきましたが、イザークにだけは伝わらなかった…イザークの恋愛の感性が常人とは違うのでしょうね。
でも、クララちゃんは、イザークが自分を見ていてくれなくとも、愛し続けたと思います。
アマーリエに振り回されていても、評判の悪いロベルトと結婚しても、自分の愛する人として愛し続けた、ように見えました。結婚相手を誹謗した様子もありませんでした。
> クラちゃん、果たして既婚だったのか?独身でよかったのか?
クララちゃんに信奉者はいたでしょうが、独身でしょうね。
今回、大幅に加筆修正とは嬉しい限りです。足が不自由でも自分の可能性を信じ、ウィーン音楽院へ入学し、自らの才能で新たな世界を切り開いた先駆者の女性です。幼少時代は年の近い姉マルヴィータと
楽しい口論もありましたが、そのシニカルな物言いに、あのベルばらオスカル様の姪ル・ルーが被りました。とにかく才気煥発でオシャマさんなお嬢さんで第2部で楽しかったのは彼女のお蔭ではないかと
思います。ドロドロとした印象もある第2部で精神的に健康的で清涼感のある物語になったのは。彼女の爽やかな存在が欠かせません。
クララちゃん、健康に恵まれない人は小数派ですがいます。でも、貴女の活躍で多いに勇気を貰った人は数知れないくらいいるでしょう。健康が何よりのギフトだと認識した人は多いと思います。