一応前半の佳境に近づいてまいりました。
第二章をアップしております。
このシリーズのユリちゃんの周りの大人たちは私の「理想」でもあります。
「ユリちゃんにこうやって接してほしかった理想」 かな。
何かというと手を握り抱きしめ頬ずりし、果ては抱きしめて一緒に寝たりもしてくれるママ。
口数は多くないものの傍にいたいだけ傍にいさせてくれるパパ。
マリバラ姉様やヴィルクリヒ先生、叔父叔母夫妻もユリちゃんを愛おしみ温かく成長を見守っている姿がうかがえます。(って書いた私が言うのも変ですが)
原作ではまだ子供といってもいい齢なのに、いろんな人を守って盾になって傷つきながら頑張ってたユリちゃん。
きっとユリちゃんだって守られたいときも沢山あっただろうな…と思い、ここではこんな大人たちに囲まれております。BmG。
ユリちゃんを周りで支える人々がさり気なく、ユリちゃんの心に負担にならないように気遣っているのが読み取れます。ゾフィ叔母さまの旦那様は最愛の奥様(ゾフィ叔母さま)からユリちゃんのことをよく
聞かされていたのでしょうね。
このお話の中でユリちゃんは皆に愛されながらも、初恋に心乱されてはいますが、それも若さと初恋は誰にもあるもの、との認識の上で、恋する心は誰にも勿論自分自身にも留めることができない、それこそが恋の本質だと。皆が自分の若い頃を思い出し理解しているからです。
初恋は甘く苦いものですが、ユリちゃんが今を精一杯生きているのを皆が応援しているのが分かります。それこそ、ビィルクリヒ先生ですら、往年の恩讐を乗り越えてもユリちゃんの行く末に幸せになってほしいと念じているのですから。これから、ユリちゃんはアーレンスマイヤ家を離れ、自分の恋に生きていくことになるのでしょうか。ベートーヴェンのフィデリオのように生きるのか、どういう行方を辿るのかとても楽しみです。他家には嫁がないよね←sakko様にプレッシャーをかける私です。
ユリちゃんは生きている! このお話を読む毎に、これが新たなオル窓の世界にも思える程素晴らしい。次作もとても楽しみです💛
一気呵成に書き上げたのではないかと推測される程の速さでの投稿で、私は楽しく拝読申し上げましたが、疑問がありまして…。ユリパパはドイツ帝国陸軍省に籍を置いていたにも関わらず、義弟のフリードリヒさんはバイエルン州ミュンヘン出身の将校。これはユリパパが鉄建宰相ビスマルクを心酔して、バイエルン州の裏切り者としての謗りを甘んじて受け入れていたのでは…。
事実バイエルン王国のほうが歴史が古く、ローマ帝国の市民権も受けやすかったと記憶しております。
若かりし頃バイエルン王国が衰退していく様を目の当たりにしたユリパパは懸念を抱き、プロイセンを支配する鉄建宰相ビスマルクから、なにか得るものはないかと思い、自身は泥に塗れ売国奴の汚名を着せられようと、バイエルン王国の捨て石になる覚悟があったのではないかと思うのは私の考えすぎ?
不確かな記憶ですが、バイエルン王国よりプロイセン王国は歴史があり、独自の政治システムを認められていた筈。アネロッテ姉様実父のマックス氏こそが、本当の売国の徒だったのではないですか?
アネロッテ姉様も自分のものでもない財産に執着するのはどうかと…。それは犯罪です。
動くことが叶わなくなってもマリバラ姉様、ユリちゃんは心配しています。悔悛してほしいです。。。
それが彼女が出来る唯一の償いのなのですから…。