ミヒャエル誕生から洗礼のお祝いまでを、アレクセイ目線で追っていった小景をアップいたしました。時系列としては101〜103話ぐらいのことなので、カップリングウィズという括りで。。
アレクセイにしたら何もかもが初めての体験。
もう毎日が新しいことの連続だったように思います。
我が子の誕生も、子育ても、親戚との付き合いも、洗礼も。。。
もうセンスオブワンダーの来襲半端ねえ。
こちらのアレクセイはよく泣くなあと書いていてふと気付いた。
時に理屈ではない感慨にとらわれて、時に唯一の肉親であるおばあ様がたどってきた苦難の数々を思って。。。
わりに涙するのです。
でもそれはそれでいいかな…と私は思います。
アレクセイの人生を思うと、涙を堪えて来たことも多々あったのではないかと思います。
幼い頃もお母さんが病気で不安で泣きたい気持ちになったことも沢山あったと思いますが、きっとお母さんの前では決して涙を見せるような子供ではなかったでしょう。
ドミートリィの反逆事件で国を追われた時は一緒に涙を流したアルラウネが隣にいてくれて、良かったなあと思います。
お互いの涙を悲しみをお互いに支え合っていたのではないかなと推察します。
革命運動中と革命後は、敢えて心を鬼にして涙というか優しい感情を封じていたこともあったと思います。
そんなアレクセイの前半生で心に溜まった涙を、今解放させているのかなあ…なんて。
そう言えばイザークが原作で泣くことについて語ってましたねえ。
フリちゃんの死に際して。。
コメントありがとうございます。
何ということはない、ただ普通の、本当に普通の日常の繰り返しが、実はものすごく尊いものであるということは…、よく言われることですが、さりとて自分に置き換えるとなかなかいちいちそうも感じられなかったりもします。
ささいなことやその日の体調や気分でイライラしてしまったり。。。。
アレクだってそれは一緒だと思います。
普通に考えれば奥さんが絶賛育児中で、生まれたばかりの子供は四六時中ギャーギャー泣いている状態ですし、その状況にキレたりイライラする旦那さんだっていないことも…ない気がします。
でもそんな日常すら愛おしい。。
赤ん坊が泣いていて奥さんが疲労困憊していたら「じゃあ自分も育児をしてみよう(授乳以外)」みたいな、柔軟な発想で人生の新章にコミットしています。。
というか、この人の場合そもそも「j普通」の立ち位置自体が異なっているというのもありますが。。。
男性の涙。
そうですね。私も実際に目にするとちょっとびっくり…しちゃうかな。
目にする機会もめったにありませんがね~。
ジェンダーに対する意識が高くなっている昨今、今まで差別される側だった女性だけでなく、ステレオタイプの「男らしさ」に対する抑圧ということもよく言われるようになりました。
まあ…繊細で感情豊かであるということも、忍耐強くてみだりに感情を表に出さないということも、飽くまでその人個々の特質であってそれが「男だから」「女だから」という枠に帰属させるべきではない…ということなのでしょうね。
自己憐憫でめそめそする涙はなんだかドン引きだったりしますが(こういう涙を人前で見せないというのは美学だと思うの)、アレクの涙は多分今きっと彼にとって必要な…例えるなら、植物が成長するために必要な水?肥料?(ハイポネックス?)…のようなものかなって思うのですよね。
今感情の琴線に触れて思わずあふれ出た涙をしっかり流してあげて、心を潤して、もし来るべき時に家族を、ユリちゃんを、地域の人たちを支えてあげなくてはならない時に、きちんとハートを今以上に強くでっかく成長させるための、そういう養分なように思います。
なんかすみません、コメのあたま切れてます。なんてことないですが、
「うぉー!ひゃっほー!キャッ!キャッ!」です(笑)
キャッキャッ!」なーんて浮足立ってない不滅の恋人達の佇まいに、「うんうん...やっと辿り着いたね...( ;∀;)」
親族友人同様に二人の幸せを噛みしめさせていただいてます~。
時代的にも世情的にも、愛し合う二人が結ばれ幸せな人生を過ごせる確率は現代の比ではなかったはず...アレクとしては冷静に噛みしめていたそれが、その尊さが琴線に触れての涙だったのかな・・・
男性の涙って、私世代には特別感があり・・・実はうちの夫も結婚式の挨拶終盤で涙しまして~(笑)初めてみたのでびっくりしたのと、なんというか...男性の覚悟的な優しさを感じて、結婚というものを実感したという思い出があります。
(今思えば、単に雰囲気と緊張が高じてのことかな(笑))
でもね、今の若人は簡単にすぐ泣くと思いません?
携わってきた娘たちの学校生活や部活動の場面でも、男子の涙率って女子とさほど変わりないような・・・
いや、否定はしませんよ...感受性が強いというのは人情に敏感なのでしょうし...
これだけは言える。アレクの幾度かの涙は、今や死語に近い「男泣き」ですよね。
もうこの二人の辛い涙は枯れているといいけれども、これからは互いに拭いあえるから...心配ないね!